NEWS / TOPICS

事務局からのお知らせ

マウンテンハードウェアのアースデイ・イベント、「KEEP EARTH AWESOME」での募金活動に日本山岳遺産基金が協力

地球を思い美しい自然に感謝する日「アースデイ」(毎年4月22日)に合わせ、マウンテンスポーツブランドのマウンテンハードウェア(MHW)が4月16日、東京・高尾山周辺で、環境問題について考えるイベントを開催。日本山岳遺産基金も募金活動を通じてイベントに参加しました。

 

「KEEP EARTH AWESOME(地球をすばらしいままに)」が本イベントのテーマ。京王線・高尾山口駅前にブースを設け、アースデイや自然環境への関心や機運を高めようと、登山者や観光客に声を掛けました。山岳環境保全に充てる寄付を募り、協力者にはサステナブル素材を使ったMHWオリジナルのガベッジバッグをプレゼント。募金は29,433円が集まり、全額が日本山岳遺産基金へと寄付されました。

 

イベントにはコロンビアスポーツウェアジャパンのスタッフはじめ、MHWサポートアスリートであるトレイルランナーの中川政寿さん、プロスノーボーダーの水間大輔さん、高尾ベーススタッフら15人が参加。啓発・募金活動のほか、高尾山の登山道や麓の高尾町周辺で清掃活動を行いました。

また、駅近くのゲストハウス「Mt.TAKAO BASE CAMP(高尾ベース)」では、世界を旅する写真家・竹沢うるまさんの「KEEP EARTH AWESOME 境界のない写真展」が開催されました。竹沢さんがアイスランドの壮大な自然風景を撮影した作品を公開。高尾山口駅前に設けたテント内にはインドやペルー、キューバなど103カ国を巡った際に撮った現地の人々のポートレートなど約50枚が展示され、訪れた人たちも興味深そうに一枚一枚を見ていました。

 

 

* * * * *

およそ150カ国を訪れ撮影してきた竹沢うるまさん。ダイビング雑誌のフォトグラファーを経て、20代後半で独立。「大地」を主なテーマとし、世界各国の自然や人々の営みを撮り続けている。今回のイベントでは、「世界中で見てきた景色を伝えることで、自然について考えるきっかけをつくれたらうれしいです」と自らの作品を多数展示した。

トレイルランナーとして京都府、和歌山県の2拠点で活動している中川政寿さん。NPO法人「Kyoto Woods(京都ウッズ)」を立ち上げ、京都一周トレイルの整備に貢献。和歌山県龍神村では幻の熊野古道奥辺路再生に携わる。今イベントでは登山道のルールや課題、整備活動について伝える資料を展示。「環境に対して僕らができることはあると思って活動を始めました。そんな意識が広まっていったらいいいと思います」

地元の富山県・立山を主なフィールドに活動する水間大輔さん。スノーボーダー、登山ガイドとして年間を通じて山の自然に触れ、その魅力を人々に伝えている。山で活動していると、登山者らのマナー違反に直面する場面があるという。「山のトイレやゴミの放置といった問題はまだまだあります。普段から山の環境問題については自分なりに啓発などの活動をしていますが、みんなでイベントとして行動することで広がっていくと思います」

当日スタッフが身につけていたMHWのTシャツは特設ブースでも販売。このTシャツ「EARTH DAY Hardwear T(アースデイハードウェアティー)」は、今年のアースデイに合わせて発売。生地には環境負荷を低く、機能面でも速乾性に優れるリサイクルポリエステルを使用し、デザインはアイスランドで撮影された竹沢さんの写真集『Boundary | 境界』の作品が大胆にプリントされている。

「Mt.TAKAO BASE CAMP(高尾ベース)」は、2019年にオープンしたゲストハウスとカフェバーを併設する高尾山の拠点。高尾山口駅から徒歩3分の立地で、登山者やトレイルランナーの憩いの場所になっている。トレイルランやハイキング、自然や動物の観察会など多彩な企画を打ち出し、山や自然の楽しさを伝えている。さまざまな環境保全活動を行う団体への協力も行っている。

 

* * * * *

 

イベント当日の詳しいようすは、コロンビアスポーツウェアジャパンのウェブメディア「WITH OUTDOOR」をご覧ください。

写真=加戸昭太郎 文=一ノ瀬 伸

 

■Mountain Hardwear(マウンテンハードウェア)

1993年にアメリカ・カリフォリニア州で設立された。創業当時より、マウンテンハードウェアのコンセプトは「8000mを超える過酷な山々でも使える、高品質で耐久性のあるウェアおよびエキップメントを作る」こと。すべての製品において「耐久性があり、信頼性が高く、高品質であること」を第一とし、そのために数々のプロダクトテストや、クライマーやアルピニストの声を元に開発を行っている。限界に挑戦する人々に対して、高い技術を持って製品を提供している。
https://www.mountainhardwear.jp/

 

■関連リンク

Copyright © 2002-2024 Yama-Kei Publishers Co.,Ltd. All rights reserved.