特定非営利活動法人 上山高原エコミュージアム open_in_new
認定年:2024年
助成金:調整中
助成内容:自然再生活動、生態系・環境保全のための調査活動
兵庫県北部、鳥取県境の扇ノ山山麓に広がる上山高原は標高約900mに位置し、見晴らしのよいススキ草原が広がります。周囲の森林には希少な植生が多く残されており、兵庫県レッドデータブックでは扇ノ山や霧ヶ滝周辺のトチノキ林、扇ノ山のブナ林の貴重性が高いとされています。1960年代以降はスギ植林によってブナ林が減少したほか、草原も人の手が入らなくなり樹林化が進行していましたが、2001年度からスタートした自然保護活動によって復元が進められ、特にススキ草原の再生活動は地域の象徴となっています。
「上山高原エコミュージアム」は、2004年7月設立。拠点となるビジターセンター(上山高原ふるさと館)は地域住民が主体となって運営していますが、地域外の都市部住民、団体、事業者、行政(兵庫県、新温泉町)などが参画する協働事業となっています。上山高原や麓の奥八田の集落などをまるごと生きた博物館ととらえ、自然と共生してきた地域の暮らしに息づく知恵を学び活かし、次代に継承するとともに、地域の活性化に寄与することを目的として、貴重で豊かな自然を守り育むための環境保全、自然体験プログラムの企画、立案、運営をはじめとする各種活動や情報発信を行っています。
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2024.11.22
日本山岳遺産ニュース
全国3カ所を2024年度の日本山岳遺産として決定
- 日本山岳遺産基金は、2024年度の「日本山岳遺産」を決定し、以下の通り発表します。アドバイザリーボードの助言のもと、事務局にて検討した結果、本年度は以下の3カ所/3団体を認定しました。