岩手山地区パークボランティア連絡協議会 open_in_new
認定年:2017年
助成金:150,000円
助成内容:外来植物駆除活動と登山道の補修
岩手山は奥羽山脈北部にある成層火山です。北東山腹の焼走り溶岩流は国指定特別天然記念物となっています。さらに、山体は形成時期の異なる火山の集合体とされ、形成時期による植生の違い、多様な地形に起因する特徴的な植生分布が認められます。山頂一帯と北東山腹の一部はコマクサ群生地で、岩手山高山植物帯として特別天然記念物指定を受けています。
2014年より、環境省認定のパークボランティアとの連絡調整を図るとともに、岩手山とその周辺地域の外来種の駆除を主とした自然環境保全や登山道整備、避難小屋の維持管理などに尽力しています。
[2018年度活動報告]
日本山岳遺産基金からの助成金で外来種防除作業に使用する草取り鍬や、登山道補修のため鋸やハンマーなどを購入し、以下の活動を行いました。
- 6月24日、歴史的遺跡の維持管理支援作業として、柳沢コース改所跡「奥の富士」石碑の解説板や入口の制札を更新。
- 8月には環境省主催の外来種(オオハンゴンソウ)防除作業として、滝ノ上園地(17日)、奥産道路、網張スキー場(21日)の作業に参加。
- 9月20日、網張展望台付近から大松倉山裾間の登山道補修支援を実施。
- 2月2日、網張ビジターセンター主催行事(スノーシュートレッキング体験)の支援。
2018年度の総括としては、環境省への行事参加回数が8回(2017年度の2.0倍)、網張ビジターセンターへの行事支援回数が57回(2017年度の1.6倍)と大幅に増えましたが会員(会員数43名)の協力でほぼ対応することができました。
関連ニュース
2017.11.02
日本山岳遺産ニュース
本年度の日本山岳遺産認定地として全国6カ所を認定
- 日本山岳遺産基金では、2017年度の「日本山岳遺産認定地」6カ所を決定しました。 本年度については8つの団体からの申請があり、アドバイザリーボードの助言のもと、事務局で検討した結果、三ツ峠ネットワーク(山梨県・三ツ峠)、岩手山地区パークボラ