吾妻山自然倶楽部
認定年:2014年
助成金:650,000円
助成内容:植生復元のための緑化ネット購入費用
日本百名山のひとつ吾妻山は、過去の登山者による踏みつけなどで、植生が破壊され登山道周辺の裸地化が進んでいます。地元山岳会の有志の集まりである吾妻山自然倶楽部では、登山道周辺の植生復元活動を2003年から続けてきました。
今回、植生復元の技術も確立したことから、日本山岳遺産基金の助成金を活用して、大規模な植生復元作業を福島県庁や林野庁、環境省と協力して実施しました。助成金で緑化ネット、丸太などの資材を購入し、2015年6月20日と10月24日に、合わせて68人の参加者で東吾妻山山頂や浄土平付近の登山道周辺で植生復元作業を行っています。作業は、裸地化した場所をまず丸太の敷設によって登山道を明確化し、周囲の裸地化した部分に緑化ネットを張ります。そこに吾妻山系のスキー場で採取したヒメスゲの種子を撒いて完成。これらによって踏み込みの軽減、土砂流出の防止、植生復元の促進を図ります。
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2014.10.30
日本山岳遺産ニュース
全国3カ所の日本山岳遺産認定地を発表
- 日本山岳遺産基金では、2014年度の「日本山岳遺産認定地」を決定しました。 本年度は計8団体からの申請があり、アドバイザリーボードの助言のもと、事務局で検討した結果、以下の3カ所を本年度の「日本山岳遺産」として認定することになりました。 各認定