入笠ボランティア協会 open_in_new
認定年:2017年
助成金:200,000円
助成内容:外来種の駆除作業と山岳環境保全
南アルプス北端に位置し、手軽に登山が楽しめます。周辺には入笠湿原や大阿原湿原などが広がり、山頂は360度の大パノラマで八ヶ岳や富士山などを展望できます。また、「花の宝庫」とも呼ばれ、初夏から秋までさまざまな山野草が楽しめるのも魅力です。
入笠ボランティア協会は、2003年より、入笠山・入笠湿原での生態系保全活動を続けてきました。活動には地元のスポーツ少年団や子ども会も参加するなど、地域との強いつながりをもっています。
認定にあたっては、活動が長期間継続されている点、地域の子どもたちも巻き込み、次世代への環境教育も含めた活動である点を評価しました。
[2018年度活動報告]
2018年度は、5回にわたる全体作業を行い、延べ252名(協会員170名+地元スポーツ少年団・子供会82名)の参加者がありました。
春には、入笠湿原の植物が踏まれないようにするため、助成金で購入したプラスチック杭やロープの設置をしました。
湿原の乾燥防止のため、許可された範囲内で白樺や小梨の伐採も行っています。その際に使用するチェーンソーの修理や購入代にも助成金を充てさせていただきました。
在来種の成長を妨げる帰化植物(ススキ、カヤ、イネ科)の除去は、これまで草刈りガマの持参を会員にお願いしていましたが、助成金で購入することができました。草刈りガマは事務局の山彦荘に常備することで、“いつでも好きな時に、自分のできることを”という合言葉で活動ができるようになりました。
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