一般社団法人 大雪山・山守隊 open_in_new

認定年:2018年
助成金:900,000円
助成内容:登山道整備活動
大雪山国立公園は2268平方キロメートルに及ぶ日本最大の国立公園。その北東に位置する黒岳(1984m)は、火山性の大雪山のなかでも珍しく頂上付近まで緑が濃く、豊かな自然を有しています。起点となる層雲峡からはロープウェイがあり、七号目まで手軽に登ることができるので入山者も多い山です。山頂からは凌雲岳(2125m)、北鎮岳(2244m)、北海岳(2149m)など大雪山系の山々が見渡せます。
2011年、有志によるプロジェクトとして「大雪山・山守隊」の活動が始まり、2018年3月、任意団体から一般社団法人に改組しました。登山等整備活動「たまには山に恩返し」を定期的に行っています。整備にあたっては、浸食の進んだ荒廃登山道とその周辺の生態系に対し、できるだけ景観を変えないよう配慮した「近自然工法」を実践しています。
一般登山者を対象とした登山道補修イベントを計5回開催しました。場所は裾合平(5月29日)、トムラウシ(7月20・21日)、黒岳(8月19日)、旭岳(8月31日)、愛山渓(9月7日)。このほか、夏山シーズン中に環境保全に関する写真展(モンベル大雪ひがしかわ店、札幌市地下歩道にて)、登山等整備「たまには山へ恩返しin黒岳」の写真パネル展示(黒岳ロープウェイ駅内にて)、室内イベント「大雪山・むかしを探せ」を開催し、40年ほど前の大雪山の写真と現在の姿の違いを比較する試みも実施しました。
また、スタッフが実際に山を歩いて収集した登山道情報を、ホームページ上と同時に誌面でも作成し、旭岳ビジターセンター入口に掲載するなどして情報発信を行いました。他にもアクションカメラやドローンを使用し、登山道の浸食調査を行いました。集めたデータは実際に登山道補修イベント時の施工計画に利用しています。
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