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日本山岳遺産ニュース

85名が参加!「第9回 日本山岳遺産サミット」を開催しました

2019年2月23日(土)、東京・神保町のインプレスグループセミナールームで「第9回 日本山岳遺産サミット」を開催しました。当日は85名の参加者で会場は満席となりました。

2018年度日本山岳遺産認定地として、黒岳(北海道)、トムラウシ山(北海道)、飯豊山(山形県・新潟県・福島県)、岩山(栃木県)が紹介され、それぞれの地域で活動する、「大雪山・山守隊」「新得山岳会」「飯豊朝日を愛する会」「機動パトロール隊」の4団体に日本山岳遺産認定証が贈られました。

その後、各団体の代表の方に、その山の特徴や活動内容などについて、スライドで説明していただきました。

2018年度認定団体のみなさまと工藤岳先生(右)、当基金会長・川崎(右から2番目)、アドバイザリーボードの田中文男さん(中央)


後半は、北海道大学 地球環境科学研究院の工藤岳先生による「地球温暖化と山岳環境」と題した特別講演が行われました。

地球温暖化にともなう気温上昇と雪解けの早期化により、野生生物の分布域の変化や個体群の衰退が起こっていることが解説され、今後、登山者は変化の状況を情報提供したり、環境負荷を減らすような登山活動をしていく必要があることが述べられました。

工藤岳先生による講演の様子

  
日本山岳遺産基金では、今後も全国各地の様々な団体を支援しながら、日本の美しい山を次世代につなげていく活動を行っていきます。

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