秋田白神コミュニケーションセンター(現 一般社団法人 白神コミュニケーションズ) open_in_new
認定年:2017年
助成金:600,000円
助成内容:外来種駆除と安全登山講習による環境保全啓蒙活動
二ツ森は、秋田・青森県境に位置する白神山地の主要峰のひとつです。世界遺産登録のきっかけになった「青秋林道」の秋田県側終点に登山口があり、登山道からは世界遺産の核心地域が眼下に広がります。ブナ林~ダケカンバ~森林限界へといたる植生変化が観察でき、周辺で暮らす動植物・昆虫の存在も季節ごとに感じられます。秋田白神コミュニケーションセンターは、2013年より白神山地での環境保全活動や啓発活動を続けるとともに、観光振興との両立も図り、地域振興に寄与しています。
助成金は児童・生徒向けの環境保全啓発活動などに活かす予定で、次世代への環境教育への取り組みも評価しました。
[2018年度活動報告]
世界遺産地域の自然環境を守り、また後世に引き継ぐための“オオバコバスターズ”の一員として、地元の高校生・中学生や一般の方に参加していただき、オオバコの除草作業を行いました。
除草作業にあたっては、白神山地がなぜ世界遺産に登録されたか、また、なぜオオバコが世界遺産地域に入らないように除草作業をするかという理由を、事務局から説明しました。
オオバコの除草作業が終わった後にはガイドの案内で世界遺産地域(緩衝地域)を歩き、そのすばらしさを体感していただくとともに、二ツ森の自然環境を後世に引き継がなくてはならないということを理解していただけたようです。
※2018年度の活動は、登山口までの林道が通行止めになった影響で、2回のみの開催となりました。
関連ニュース
2017.11.02
日本山岳遺産ニュース
本年度の日本山岳遺産認定地として全国6カ所を認定
- 日本山岳遺産基金では、2017年度の「日本山岳遺産認定地」6カ所を決定しました。 本年度については8つの団体からの申請があり、アドバイザリーボードの助言のもと、事務局で検討した結果、三ツ峠ネットワーク(山梨県・三ツ峠)、岩手山地区パークボラ