浅間山 [ 長野県・群馬県]

特定非営利活動法人 生物多様性研究所あーすわーむ open_in_new

認定年:2023年
助成金:544,000円
助成内容:環境保全のための調査活動

 

浅間山は長野県と群馬県の県境にある標高2568mの活火山。現在も活発な火山活動がみられ、古来より山岳信仰の対象にもされてきました。火山地形や自然が楽しめる登山コースも数多く整備されています。山域の多くは上信越高原国立公園に指定され、ミズナラなどの自然林やカラマツの天然林のほか、一部には高山帯、亜高山帯の植物群落が見られます。また、国指定浅間鳥獣保護区にも含まれており、特別天然記念物のニホンカモシカ、天然記念物のヤマネ、絶滅危惧種のイヌワシなど数多くの野生動物が生息する良好な自然環境が維持されています。

「特定非営利活動法人 生物多様性研究所あーすわーむ」は2010年1月設立。生態系および生物多様性の保全(野生動植物の包括的な保護管理)、人と野生動植物とのよりよい共存を通じた持続可能な社会づくりに貢献することを目指しています。具体的には、生態学・動物行動学・獣医学・野生動物保護管理学などの専門家の立場から、外来種の対策、野生動物や希少種の調査、草原の維持活動など生物多様性保全に関するさまざまな活動を行っています。また、地域の住民・教育機関・自治体などに、普及啓発と問題解決にかかわる事業を行い、社会教育・まちづくり・子どもの健全育成を推進しています。

 

[2024年度活動報告]

4月から11月まで計5回、のべ33名で、融雪後の防鹿柵のネットの再設置、センサーカメラやドローンによるシカのモニタリング、シカによる樹皮はぎ、蝶類調査を実施。また超音波レコーダーによるコウモリ類を初調査し、ヒナコウモリ(長野県絶滅危惧種I類)と思われる種を確認。防鹿柵内では植物の回復が進み、消失していたニッコウキスゲを初確認。しかし柵外では樹皮はぎは増加し、開花植物は減少の一途を辿っています。これまで以上に、防鹿柵の面積や樹皮はぎ防止ネットの数を増やすだけでなく、シカの個体数の削減を真剣に考える時がきています。

 

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