嘉穂三山愛会
認定年:2016年
助成金:1,240,000円
助成内容:避難小屋の建設
九州福岡県のほぼ中央、嘉麻市の南側にそびえる嘉穂アルプスは、中高年の方を中心に登山者が増えてきていましたが、2016年度の日本山岳遺産の認定を受け、おかげさまで、さらに急増しています。
約30年前から当会で実施してきた、登山道の整備、初日の出登山、古処山探検隊、嘉穂アルプス山開き等のイベントも盛会に開催できています。 「馬見山(978m)・屏山(927m)・古処山(860m)の三山が連なる嘉穂アルプスは、一山ずつ登ることも縦走もでき、初心者からベテランまで楽しめる登山環境や、次世代に遺す自然環境も揃っています。
今回、日本山岳遺産基金の助成金を活用し、ゲリラ的豪雨や、緊急的な避難に対応するため、2018 年5月に最高峰の馬見山山頂に、避難小屋「うまみ」を建設することができました。
当初は、2017年に建設の予定でしたが、2017年の北部九州豪雨で資材運搬の林道が崩壊し、その復旧も含めて当会で行ったため、遅れてしまいました。 工事は、当会々員約10名で、約半月で完成させる突貫工事でした。最大の難関は、資材の荷揚げでしたが、 悪戦苦闘しながらなんとか総重量約5tの資材を森林内運搬用の重機フォワーダで揚げて完了しました。
常時開放していますので、大切に長く使っていただきたいと思います。
(文=有田芳行 / 嘉穂三山愛会事務局長)
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2016.10.28
日本山岳遺産ニュース
本年度の日本山岳遺産認定地として美瑛富士と嘉穂アルプスの2カ所を認定
- 日本山岳遺産基金では、2016年度の「日本山岳遺産認定地」2カ所を決定しました。 本年度については昨年同様7つの団体からの申請があり、アドバイザリーボードの助言のもと、事務局で検討した結果、美瑛富士と嘉穂アルプスの2カ所を本年度の「日本山岳遺