日本山岳遺産ニュース
2025年3月1日(土)、東京・神保町のインプレスグループセミナールームで「2024年度 日本山岳遺産サミット」を開催いたしました。
第1部では、当基金の一年の活動報告をするとともに、2024年度の日本山岳遺産の認定地3団体を発表いたしました。「一般社団法人 平取町山岳会」(北海道)、「北岳、山岳医療ボランティア」(山梨県)、「特定非営利活動法人 上山高原エコミュージアム」(兵庫県)の代表の方にご登壇いただき、各団体の取り組みや課題などを紹介していただきました。
また、アドバイザリーボードの田中文男さまより講評をいただきました。各地から寄せられた申請書類に何度も目を通して熟考を重ねたというエピソードや、今年度の認定団体が行っている活動内容にも触れながら、活動を継続し続けることの意義や大切さなどのお話を聞かせていただきました。日本山岳遺産基金の活動を周りの人に伝え、支援を必要としている団体の方には是非申請を勧めてほしいと語りかけました。
第2部では、信州大学の梅干野成央先生による「日本の近代登山と山小屋の建築史」と題した特別講演を行いました。日本の山小屋建築の特徴や変遷を、歴史や文化などの背景とともに分かりやすく説明していただきました。
これからも全国各地の様々な団体を支援しながら、日本の美しい山岳環境を次世代につなげていく活動を続けてまいります。
2024年度山岳遺産サミットの様子は、後日、YouTube「山と溪谷Ch.」で公開予定です。