2020.2.15
日本山岳遺産基金 コラム
登山道の荒廃に登山者は何ができるか~日本山岳遺産サミット特別講演より~
- 2月15日、一橋講堂(東京都千代田区)で「第10回 日本山岳遺産サミット」が開催されました。そこで行なわれた特別講演の模様をレポートします。愛甲哲也=語り、大関直樹=構成・文、愛
日本山岳遺産ニュース
2020年2月15日(土)、東京千代田区・一橋講堂で「第10回 日本山岳遺産サミット」を開催いたしました。
第1部では、2019年度の日本山岳遺産認定地として、高田大岳(青森県)、大笠山(富山県)、伊吹山(滋賀県・岐阜県)、比叡山・比良山地(滋賀県・京都府)、脊振山系(福岡県・佐賀県)を紹介し、それぞれの地域で活動する、「十和田山岳振興協議会」「五箇山自然文化研究会」「伊吹山を守る自然再生協議会」「比良比叡トレイル協議会」「脊振の自然を愛する会」の5団体に日本山岳遺産認定証を授与いたしました。
第2部では、北海道大学大学院・愛甲哲也先生による「登山道の荒廃に登山者は何ができるか」と題した特別講演を行いました。大雪山や海外における登山道整備事情が紹介されました。この特別講演のレポートは、『山と溪谷』2020年5月号と、当ホームページに掲載されています。
当基金を設立し、10周年を迎えた今回のサミット。会場では『日本山岳遺産基金 10年のあゆみ』の冊子を配布いたしました。これまでの主な活動と、2019年までに認定してきた全国各地35の日本山岳遺産認定地を紹介しています。
また、これまでの当基金の活動が、日本の山々の保護と、適正な利用推進に貢献したことが評価され、環境省から感謝状をいただきました。設立10周年の節目にこのような評価をいただけたのは、当基金の活動を支援くださっている皆様の支えのおかげです。これからも全国各地の様々な団体を支援しながら、日本の美しい山岳環境を次世代につなげていく活動を続けてまいります。
2020.2.15
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