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事務局からのお知らせ

日本山岳遺産基金 × ヴィブラムジャパン登山道整備プロジェクト助成を希望する団体募集

星野秀樹=写真

日本山岳遺産基金は、イタリアの靴底メーカー、ヴィブラム社の日本法人であるヴィブラムジャパンと協働して「登山道整備プロジェクト」を本年度実施します。

本プロジェクトは、「ヴィブラムソール」として知られる高性能なラバーソールを提供し続けるヴィブラムジャパンが、日本での山岳環境保全活動の一環として、国内で登山道整備を行っている団体に助成金を拠出、当基金を通じて助成を希望する団体を募集・選考し、協働して支援していくというものです。

ヴィブラム社は、イタリアの登山家で起業家でもあったヴィターレ・ブラマーニによって1937年に創業され、登山靴用のゴム製アウトソールを世の中に浸透させました。同社は現在、サスティナビリティ(持続可能性)に基づく計画「ザ・サスティナブル・ウェイ」への挑戦を優先事項のひとつとし、登山道を守ることも大きな課題としています。同社で本プロジェクトを担当する小池夏子さんは「登山道整備を通じて日本の山岳・自然環境保全に協力したい。登山道整備に努め、山を愛するみなさま、ぜひご応募ください」と語っています。

日本の登山道は明確な管理者が決まっていない場合が多く、山小屋の従業員や地域のボランティアが善意で道を整備しているのが現状です。特に登山者の少ない地方の山では、人材の高齢化や資金不足もあり、継続的に整備を続けることが難しい地域もあります。この助成金を登山道整備に役立てたいという団体からの応募をお待ちしています。

 

■日本山岳遺産基金 × ヴィブラムジャパン登山道整備プロジェクト申請概要

支援対象となる団体:

  • 日本国内の山岳地域で登山道の整備・維持等の活動を継続的に行っている団体。
  • 法人格を有する団体。または、これと同程度に社会的な信頼を得ている任意団体。
  • 支援対象事業の実施状況および予算・決算などの財政状況について、当基金の求めに応じ適正な報告ができる団体。

助成金額:総額100万円
助成団体数:1~複数団体

助成対象となる活動費の用途:

  • 登山道の整備に関わる経費(資材・物品購入費、輸送運搬費、広報費など)。
  • 2021年度の活動に使用するもの。
    ※2021年9月~10月ごろに活動の様子を取材いたします。

申請締切日:2021年7月15日(木)※消印有効
審査期間:2021年7月16日(金)~8月13日(金)
発表:2021年8月中旬(予定)
助成金の送金:2021年8月末日までにご指定の振込口座に振り込み。
申請方法:申請書をダウンロードし、必要事項を記入の上、メールもしく郵便で送付。


※受付を終了いたしました。

 

■申込・問合せ先

日本山岳遺産基金 事務局(株式会社山と溪谷社内)
TEL:03-6744-1900(代)
MAIL:kikin_info@yamakei.co.jp

 

■関連リンク

ヴィブラムジャパン
https://jp.vibram.com/

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