日本山岳遺産ニュース
2月28日(土)、インプレスグループセミナールームで「第5回 日本山岳遺産サミット」を開催しました。
当基金から、本年度の取り組みと、すでに昨年10月に発表している新たな日本山岳遺産認定地、吾妻山、鍬ノ峰、徳本峠の3カ所を発表し、その地で活動を行っている各団体に対し、認定証と副賞の「やまつみ」をお渡ししました。吾妻山自然倶楽部、長野県大町高等学校山岳部、古道徳本峠道を守る人々の各認定団体の代表の方からは、それぞれの山が直面している課題と、それに対する取り組みについて、お話いただきました。
基調講演には、自然地理学が専門の東京学芸大学名誉教授 小泉武栄先生をお招きし、「地域の自然、魅力の伝え方」についてお話いただき、集まった方にとっては貴重な学びの機会となりました。
また、今回は、第5回目の開催ということで、2010年度以降のこれまでの13の認定地から、10の団体の方々に集まっていただき、山岳遺産に認定されてからの評価や課題、今後の取り組みなどを発表いただき、地域の山を守り、活用するための課題について、ディスカッションを行いました。
日本山岳遺産基金では、日本の美しい山を次世代につなげていく活動を、これからも続けてまいります。