震災・原発事故から時がたちましたが、被災地の復興はまだまだです。そんななか、私達山や自然を愛する大人達にできることは何かと考え、被災した東北の高 校生達に夏休みに日本一の富士山に登ってもらおうという計画を立てました。日本一の山から、次なる東北を支える「勇気」と「元気」をもらって前へ進んでいってほしいと心から願っております。

 本プロジェクトでは、これまでに東北の高校生221名(2014年8月現在)が富士山登頂を果たしました。

 参加した高校生の環境はまちまちでした。震災後、家族と離れ他県に移らざるを得なかった生徒、1年生の時に入った高校と2年、3年は別々の高校に行った生徒など、多感な時期に思いもよらない環境に入り、複雑な気持ちを持ちつつもこの富士登山に参加したことで、勇気と元気と前向きさを感じてもらえたことは本当によかったと思いました。 彼等のひと言、ひと言の中に「小さな一歩の頑張り」と「あきらめないこと」の大切さを感じたことがにじみ出ています。

  • 「震災以来いいものを見てこなかったけれど、この富士登山でいいものをいっぱい見られて元気が出た」
  • 「グループで助け合うことは気持ちいいとつくづく感じた」
  • 「一歩一歩本当につらかったけど頑張って良かった」
  • 「進路で迷っていたものが自分なりに解決できた」
  • 「日常生活の中ではあまり意識することのなかった物のありがたさ、特に水の大切さが良くわかった。当たり前がいかに幸せかをかみしめながら今後は生活してゆきたい」
  • 「知りあいが一人もいなかったけれど、帰る頃には友達がたくさんできた」
  • 「また参加したい」
  • 「後輩にもぜひ薦めたい」
  • 「一心不乱に前に進むことだけを考え、自分の悩みは富士山に比べれば小さなことだと感じた。参加できて本当によかった」

など一歩一歩進めば自分の目的は達成できるのだということを体で感じられたことは本当によかったと思います。

 このような感動を今後もより多くの東北の高校生に味わって頂きたい、この体験が今後の東北の復興の力になってくれると信じ、「東北の高校生の富士登山」を続行したいと心から願っています。 

 参加費は一人3,000円のみとし、1人でも多くの東北の高校生を日本一の山に招待したいと思っています。この趣意にご賛同いただけましたら、本プロジェクトにとってこのうえない力となります。どうぞご協力ください。

 この夏、日本一高い富士山に登ってみませんか?
 あきらめず、一歩一歩登っていけば、自分の夢はかなえられます。
 それを、ぜひ体感してください。そしてたくさんの仲間をつくって下さい。共に日本一の富士山に登った仲間との絆は一生の宝になると思います。すばらしい思い出をつくりましょう。
 山頂に立ち、次なる東北を支える新たな勇気と元気を山からもらって前へ進んでいってほしいと心から願っています。
発起人 登山家・田部井淳子

 

 

 

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