2011年の東日本大震災・原発事故から5年以上の時が経ちましたが、被災地の復興はまだ道半ばです。そんななか、私たち山や自然を愛する大人にできることは何かと考え、被災した東北の高校生たちに、夏休みに日本一の富士山に登ってもらおうという計画を立てました。日本一の山から、次なる東北を支える「勇気」と「元気」をもらって前へ進んでいってほしいと心から願ってのことです。

 本プロジェクトでは、これまでに東北の高校生415名(2016年8月現在)が富士登山に挑戦し、多くの高校生が日本一の頂に立つことができました。

 参加した高校生たちからは、

  • 「進路で迷っていたものが自分なりに解決できた」
  • 「一心不乱に前に進むことだけを考え、自分の悩みは富士山に比べれば小さなものだと感じた」
  • 「日常生活ではあまり意識することがなかった水の大切さを学んだ。当たり前ということがいかに幸せかをかみしめて生活してゆきたい」
  • 「今回得られたものは一生忘れない。そしてここで得たものを必ずや復興への糧とし、どんな困難でも乗り越えてゆきたい」
  • 「あきらめなくてよかった」
  • 「私はあきらめなければいけないことが起こっても、またやり直すことは可能だと思うので、田部井さんの言葉のように前向きに考えて、(今回は登れなかったけれど)また富士登山に挑戦したいと思いました」

 など、多くの感想が寄せられており、一歩一歩進めば自分の目的は達成できるのだということを体感されました。

 このプロジェクトを立ち上げた登山家・田部井淳子は故人となりましたが、事務局では、その遺志を継ぎ、今後もより多くの東北の高校生に、このような感動を味わっていただきたい、この体験が今後の東北の復興の力になると信じ、「東北の高校生の富士登山」を続行していきます。

 参加費は一人3,000円とし、ひとりでも多くの東北の高校生を日本一の山に招待したいと思っています。この趣意にご賛同いただけましたら、本プロジェクトにとってこのうえない力となります。どうぞご協力ください。

東北の高校生の富士登山 事務局  

 この夏、日本一高い富士山に登ってみませんか?
 山頂に立ち、次なる東北を支える新たな勇気と元気を富士山からもらって、前へ進んでいってほしいと心から願っています。
 このプロジェクトを立ち上げ、総隊長をつとめてきた福島県三春町出身の登山家・田部井淳子さんは生前、「あきらめず、一歩一歩登っていけば、自分の夢はかなえられます。」とおっしゃっていました。それをぜひ、体感してください。
発起人 登山家・故 田部井淳子
 

事務局

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