日本山岳遺産基金ニュース

「東北の高校生の富士登山」、74人の高校生全員が富士山に登頂


▲出発前に全員で記念写真。水ヶ塚公園にて

 かねてより準備を進めてきた「東北の高校生の富士登山」プロジェクトですが、7月23日(火)、東北の高校生74人が、無事、富士山に登頂しました。登山家の田部井淳子さんと、山と溪谷社・日本山岳遺産基金が主催したもので、「被災地の高校生を日本一の富士山へ」の呼びかけのもと、福島県の郡山市や、いわき市を中心に74人(男子51人、女子23人)が参加しました。

 7月22日(月)早朝、専用バスでいわき、郡山、新宿を出発した高校生は、山麓の水ヶ塚公園で登山ガイドや報道、サポート関係者40数名と合流。富士宮口から登り始め、その夜は、六合目の雲海荘、宝永山荘に分かれて宿泊しました。

 翌23日(火)は、6班に分かれ、月明かりのなか、朝2時30分に出発。登山は初めてという高校生が多いものの、ICI石井スポーツ登山教室の講師や、地元の登山ガイド、社会人山岳会の方々、アルパインツアーサービスのツアーリーダーらに導かれ、苦しさや辛さを克服しながら着実な足取りで山頂へ向かいました。

 高度を上げるしたがって、ますます広がる展望や、沸き立つ雲に感動しながら、9時30分前後に、参加者全員が富士山頂に登頂し、田部井淳子さんとともに喜びを分かち合いました。

 このプロジェクトは、今回で2回目。震災・原発事故からの復興に長い時間を要するなか、福島県出身の田部井さんが、次なる時代を支える高校生たちに、日本一の富士山に登ることで、前に進む「元気」と「勇気」を得てもらいたいと呼びかけたもので、多くの企業の協賛や、個人のかたからの寄付金、東日本大震災復興支援財団の助成などを受けて行われました。詳細は雑誌『山と溪谷』2013年11月号(山と溪谷社・刊)でも掲載の予定です。


▲山頂にて田部井さんと記念写真

主催 株式会社山と溪谷社・日本山岳遺産基金、田部井淳子
旅行取扱い アルパインツアーサービス株式会社
後援 朝日新聞社、福島民友新聞社、日本山岳協会、NPO法人日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラスト(HAT-J)
協賛 株式会社ICI石井スポーツ、アルソア本社株式会社、株式会社AOB慧央グループ、住友生命保険相互会社、鶴岡八幡宮、株式会社フィールド&マウンテン、三井食品株式会社、有限会社アンジェリカ、久伊豆神社、株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン、味の素株式会社、救心製薬株式会社、株式会社コモ、大塚製薬株式会社、ウチキパン株式会社、岩井機械工業・パートナー会
(順不同/2013年7月5日現在)

※本プロジェクトは、東日本大震災復興支援財団の助成を受けています。

※協賛社様からのご協力のほか、全国の山や自然を愛する方々の個人寄付にも支えられています。