日本山岳遺産ニュース

「マナー&クリーンアップ・チャレンジ2012 in 尾瀬」開催しました

▲約2000人の登山者にマナーアップを呼びかけました

 7月21日(土)と22日(日)の2日間、福島・群馬・新潟県境に広がる尾瀬を舞台に「マナー&クリーンアップ・チャレンジin尾瀬2012」を開催しました。 従来は、登山者にゴミ拾いを呼びかける「トラッシュチャレンジ」を開催していましたが、本年度から「安全登山」と「環境保全」の2つを意識した「マナー&クリーンアップ・チャレンジ」と題したイベントへとシフトしました。
 尾瀬の2大登山口である、鳩待峠(群馬県片品村)と沼山峠(福島県檜枝岐村)にて、入山者に「マナーアップ・シート」とゴミ袋を配布してマナー向上を呼びかけ、下山時にアンケートに答えていただくというものです。
 鳩待峠、沼山峠ともに、2日間とも変わりやすい天候で、人出は例年の同時期よりやや少なめ。スタッフが各登山口で、バスから下りてくる登山者に声をかけてマナーアップ・シート、ゴミ袋を配布し、2日間で約2000人の登山者にマナー向上を呼びかけることができました。
 なお、当日の運営は、遺産基金の事務局4名に加え、共催である片品村役場、片品村観光協会、檜枝岐村役場、財団法人尾瀬保護財団(ボランティア含む)の協力で、総人数21人で行われました。
 また、下山時に回収したアンケートからは、登山者の高いマナー意識が感じられました。
 アンケート項目は、(1)トイレのチップへの協力、(2)トレッキング・ポールのゴムキャップ使用、(3)登山道でお花の観察や写真撮影などで立ち止まるときの前後の登山者への配慮、(4)必要のないところでのクマ鈴の不使用、(5)今回の山行日程を家族に伝えてきたか?、(6)ゴミを自宅まで持ち帰ることのお約束、の6点でした。
 トイレチップは、尾瀬に関しては、ほぼ常識化していることが伺えました。トレッキング・ポールのゴムキャップ、クマ鈴の利用に関しては、改善の余地があるように思われました。
 シートに挙げた項目をその場で読むことで、改めてその意味を知った登山者も多く、マナー意識を新たにしていました。
 今回の活動を元に、次年度以降の活動を計画していきます。
 どうぞご期待ください。

2012年8月10日
日本山岳遺産基金事務局